- INTERVIEW 04
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リンクス
LINKS
TEA ×
TOUCH CLASSIC
宮城県・仙台市の中心地に店を構え、
2018年に24年目を迎える『LINKS』。
昼は紅茶専門のティーサロンとして、
夜は洋酒の充実したバーとして。
多彩なドリンクを扱う専門家の目に
『TOUCH CLASSIC』はどう映るのか?
お話を聞いてみました。
上質さと快適さを、
丁寧に紡ぐこと。
もともと当店は、ゴルフのスクールに併設したバーとして開店したのですが、ゴルフ発祥の地であるイギリスにちなんで、日中はティーサロンとしても展開するようになりました。
昼夜で別のコンセプトのもと営業をしていますが、一貫して目指しているのは、ある程度の気軽さはありつつも、他とは一線を画す上質感をそなえ、快適な時間と空間を提供できるお店づくりです。ただ、ひと口に上質さや快適さと言っても、それを実際にカタチにするのはなかなか難しいものです。
お客様を無理に詰め込んだり、慌てさせたりしないよう、丁寧に一人ひとりの気持ちに寄り添い、ゆったりとした時間が流れるよう心がけています。
お店は舞台。
『TOUCH CLASSIC』で
“華”を添える。
私自身、かつてホテルに勤務していた頃、先輩に繰り返し教えられたことがあります。それは、「お店は舞台だと思え」ということです。
「灰皿も、ペンも、箸置きもすべてが小道具だ」と教わってきたので、食器や店内のインテリアを選ぶ際にも、その舞台にふさわしいものを見極めていくようにしています。
特にグラスにおいてはお店の主役ですから、当然選ぶ目も厳しくなります。そもそも、グラスに関しては、大きく2つに分類することができると思っています。
ひとつは、限りなくゼロに近く、存在感のないもの。無意識で使うことができて、液体の個性をそのまま楽しめることに長けたグラスです。
もうひとつは、演出効果が高いもの。これは、見た目のインパクトがあったり、テーブルの華として彩りを加えてくれるものです。『TOUCH CLASSIC』は、その後者に当たると思いますが、デザインが少し和を感じさせながらも、それに固執せず洋のイメージも持ち合わせる印象で、目でも楽しむことができると思います。
従来の「玉虫塗」の食器の印象として、緑や赤の主張が強く、合わせる液体をやや選びそうというイメージだったのですが、この『TOUCH CLASSIC』を見た時に「これは面白い、これだったら使い勝手が良さそうだ」と、実用性の面でも魅力を感じました。
さらに機能面でも、とにかく薄さが魅力的で、触感がとても良いと思います。手によくなじみ、口に触れても違和感がないので、液体そのものの魅力を存分に感じることができますね。
グラスの色彩と
模様を活かした
ドリンクを。
現在、まずはバータイムで『TOUCH CLASSIC』を提供しています。なんと言っても色使いが特徴的なので、このグラスの黒みがかったブルーのグラデーションがしっかりと活きるよう、透明感のあるものや、淡い黄色やグリーンのカクテルなどを提供しています。
例えば、グレープフルーツジュースとラムにトニックウォーターを合わせた「ソル・クバーノ」だったり、ジャスミンティとライチのカクテルや、さらに紅茶のカクテルなど、幅広く使わせてもらっています。ほかにも、山なりに彩られたグラスの模様を活かしてカクテルをつくるのも面白いですね。
例えばレモンのピールを入れると、月が浮かんでいるように見えるんですよ。ミントが入っていると新緑のようなイメージになりますし。そんな感じで、全体の模様や色合いが活きるようにいろいろと試しています。
実際にお客様の反応もとてもいいですね。「このグラスを横から見てください」とお声がけすると、「山の稜線みたい」とか「雲みたい」とか、皆さん思い思いの発見を楽しんでいただいています。
やはり若い方だと「玉虫塗」について知らない方も多いですが、だからこそ、会話のきっかけにもなったりしますしね。伝統的な工芸品だから良いということではなく、「こういう面白いチャレンジをしているグラスがある」ということを知ってもらえればと思っています。
紅茶と合わせることをイメージすると、王道メニューであるアイスティーで楽しんでいただくのもいいですが、ジャスミンティーなど、色の淡いお茶だとよりいっそう映えそうです。
今までは、できるだけシンプルなグラスを使っていたのですが、こういう新しい取り組みをしているグラスを使うことで、ご提供できるドリンクの幅も広がりそうだと期待しています。
※TOUCH CLASSICではウレタン由来の合成漆を使用。
紅茶と洋酒の店 LINKS
住所 |
宮城県仙台市青葉区中央3-2-16 第2MKビル B1F GoogleMap 宮城県仙台市青葉区中央3-2-16 第2MKビル B1F |
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電話番号 |
022-263-4245 022-263-4245 |
営業時間 |
月~金曜日 10:00~18:00(ティータイム) 18:00~23:00(バータイム) / 月~金曜日 10:00~18:00 |
定休日 |
お盆・年末年始 不定休 (事前に店頭で告知) お盆・年末年始 |